介護報酬ファクタリングとは?仕組みをわかりやすく解説
介護報酬ファクタリングは、介護事業者が国保連(国民健康保険団体連合会)から受け取る介護報酬を、入金日より前に資金化するサービスです。このページでは、その仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
介護報酬ファクタリングの仕組み
介護報酬ファクタリングとは、介護事業所が国保連に対して持っている「介護報酬債権(売掛金)」を、ファクタリング会社に売却(譲渡)して早期に資金化する仕組みです。
通常の取引では、介護サービスを提供してから実際に入金されるまで約2ヶ月かかります。ファクタリングを利用することで、この待ち期間をなくし、必要なタイミングで資金を手にすることができます。
介護報酬の入金サイクル(国保連の2ヶ月サイクル)
介護報酬の入金には以下のようなサイクルがあります。
- 当月:介護サービスを提供
- 翌月10日まで:国保連にレセプト(介護給付費請求書)を提出
- 翌々月の25日頃:国保連から介護報酬が入金
つまり、4月にサービスを提供した場合、実際に入金されるのは6月下旬となり、約2ヶ月のタイムラグが発生します。この間にも人件費や家賃などの固定費は発生するため、資金繰りに苦労する事業所は少なくありません。
ファクタリングを利用すると
国保連への請求後すぐ(最短即日)に資金化できるため、2ヶ月間の資金ギャップを解消できます。
3者間ファクタリングとは
介護報酬ファクタリングで主流なのが「3者間ファクタリング」です。3者間とは、以下の3者が関わる取引のことを指します。
- 介護事業者(あなた):債権を持っている側
- ファクタリング会社:債権を買い取る側
- 国保連:介護報酬を支払う側(売掛先)
3者間ファクタリングでは、国保連に対して債権譲渡通知を行い、国保連からの支払いが直接ファクタリング会社に行われます。これにより、ファクタリング会社のリスクが低くなるため、手数料が非常に低く抑えられます。
一般的な2者間ファクタリング(売掛先に通知しない方式)に比べ、手数料が10分の1以下になるケースもあります。
介護報酬ファクタリングのメリット・デメリット
○メリット
- ✓最短即日で資金調達が可能
- ✓手数料が非常に低い(0.25〜0.8%程度)
- ✓赤字決算や税金滞納でも利用可能
- ✓借入ではないため負債にならない
- ✓担保・保証人が不要
- ✓銀行融資の審査中でも並行して利用できる
×デメリット
- ✗手数料が発生する(銀行融資より割高な場合あり)
- ✗国保連に債権譲渡が通知される
- ✗毎月利用するとコストが積み重なる
- ✗悪質な業者が存在するリスクがある
- ✗資金調達額は売掛金の範囲に限定される
よくある質問
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監修:ファクケア編集部
訪問看護ステーションで17年の臨床・経営経験を。介護・医療現場の資金繰り課題を経験した視点で、ファクタリングサービスを比較・解説します。
- 臨床経験17年
- 訪問看護ステーション プレイングマネージャー
- 3事業所のPL管理・マネジメント経験
- 採用面接30名以上